もっと、ともに Co More Be
これまで医療は、病気を「治す」ことを目指して発展してきました。しかし、医療が発展し、人生の在り方が多様化する現代において、「治す」ことだけがゴールではない場面が増えています
「病気はあっても、穏やかに過ごしたい」
「人生の最期まで、自分らしくありたい」
「住み慣れた我が家で、家族と笑い合いたい」
私たちは、そのような一人ひとりのかけがえのない「思い」を大切にします。病気と向き合うだけでなく、その方らしい「暮らし」と「人生」を支えること。そのためには医学知識や制度の理解に加え、「対話と姿勢=ともにあること」が重要だと考えています。
もっと、ともに
それが私たち「こもれび在宅診療所」の使命です。
こもれびが大切にする3つのこと
1.人を癒やす、あたたかな対話
ご病状が進行すると、ご本人もご家族も、先の見えない不安に包まれることがあります。「治療を続けた方が良いのか」「この選択は本当に正しいのか」。簡単に答えが出ない問いに、私たちは共に悩み、向き合います。
科学的な根拠(エビデンス)はもちろん大切です。しかし、それ以上に、患者様お一人おひとりの価値観や人生観を尊重した対話を重ねること。それが、ご本人にとって最善の道を見つけるための第一歩だと信じています。私たちは、ただ治療法を提示するのではなく、皆様の心を照らす「良き導き手」でありたいと願っています。
2.暮らしを守る、心強いチーム
在宅医療は、医師一人の力では成り立ちません。看護師、薬剤師、ケアマネージャー、ヘルパーなど、様々な専門家がそれぞれの視点を持ち寄り、連携することで、初めて質の高いケアが実現します。
私たちは、多職種が対等な立場で意見を交わし、情報を共有する「チーム医療」を徹底します。これにより、一人の意見に偏ることなく、多角的な視点から患者様の暮らしを支え、恣意性を排した、ご本人主体の医療を実現します。
3.未来を見据えた、しなやかな仕組み
これから日本は、医療や介護を必要とする方が増え、それを支える人の数は減っていきます。そのような時代の中でも、持続可能で質の高い在宅医療を提供し続けるために、私たちは変化を恐れません。
IT技術(DX)を積極的に活用し、書類作成などの事務作業を効率化。それによって生まれた時間を、皆様との対話という、最も大切な業務に注ぎます。また、オンライン診療なども組み合わせ、訪問回数を最適化することで、より多くの方に、より質の高い医療を届ける仕組みづくりに挑戦し続けます。
「こもれび」という名に込めて
木々の葉の間から、やわらかな光が差す「木漏れ日」。
それは、決してぎらぎらと照りつけるのではなく、優しく、あたたかく、人をほっとさせる光です。
私たちが目指す医療は、まさにこの木漏れ日のようです。
困難な状況の中にいても、ふと見上げれば希望の光が感じられるように。
専門家という「仲間」たちが、それぞれの葉となって強い日差しを和らげ、心地よい環境をつくれるように。
画一的ではない、その時々の状況に合わせた「ゆらぎ」のある、しなやかなケアを提供できるように。
そんな思いを込めて、「こもれび在宅診療所」と名付けました。
どうぞ、どんなことでもお気軽にご相談ください。